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余白に1番の価値がある、好きなラッパーもそう言ってた。-編集アシの本棚-

デザインラフを作るけれど、どうも思ったような物にならないことって、よくありませんか?今回はそんな事態に陥った時、僕が心の支えにしている書籍をご紹介します。デザインも人生も、けっきょく、よはく!

こんにちは!オリテクで編集者としての日々を過ごす砂川(25)です。社内では一番年下な僕。知識不足を補うためにいろいろな本を読んで勉強しようと思うわけです。そこで、僕が仕事をする上で“タメになった!”と感じた本を一冊ずつご紹介していきたいと思います。今回の書籍は、「けっきょく、よはく。」。

教本って言うより、バイブル。

私はデザイナーではありませんので、普段はあまり自分で手を動かしてポスターやウェブサイトを制作するということはしません。ですが編集という立場上、デザインのタネとも言えるラフを描くことはとてもよくあります。そんな私に、先輩方が最初に手渡してくださったのがこの「けっきょく、よはく」。今では、このタイトルがそのまま口癖になってるくらい、衝撃的な一冊でした。 余談ですが、僕の好きなラッパーが曲の中で「人生の余白を大事にしろ」みたいなことを歌っているのですが、その歌詞がより刺さるようになりました。それはまた別のお話。興味のある方は聞いてみて下さい。https://www.youtube.com/watch?v=yYRZdkMuCIE

え、余白でこんなに変わるの?

では、早速みていきましょう。本書では、このように良いデザインと悪いデザインがいくつも比較して紹介されます。例えばこの2つのポスター、実は載っている情報は全く同じ。でも、レイアウトが違うだけで伝わる印象も全然違いますよね。こうして比較してみると、明らかに素人が作りそうな悪いデザインが左だと分かります。右の良いデザインとのクオリティの違いに半笑いになりつつも、「ああ、自分もこういうのやっちゃうわ」とどこかで思っていて悲しくなることもしばしば。この1ページからだけでも、余白の偉大さにびっくりしちゃいます。 このように、同じお題から制作されたデザインがレイアウト違いで比較されてるのが、この本のすごく分かりやすいところなんです。

“デザインの言語化”が気持ちいい。

デザインの良し悪しってなんだか曖昧で、それを言葉にするのって難しいですよね。例えば、「なんかダサい」「野暮ったい」とか、デザインを見てそういう印象を持つことって多いんですけど、何がそうさせているのか分からないんです。でも、本書ではデザイン例の横に注釈がビッシリ。そこには、今までよくわからなかった何かが分かりやすい言葉で言語化されているんです。これを読んでいくのがとにかく気持ちいい。「そう、そう、そうなんだよ」と気付いたら声に出しちゃっています。 ちなみに途中、「このデザインはどこが悪いでしょう」と、クイズ形式で出題されます。そこまでの傾向から色々考えてみるんですけど、最終的には「余白がないからじゃ…?」と思うようになって、よくできた本だと感動してしまいます。

読み終わって出る言葉が「けっきょく、よはく」。

上記でお見せしたようなデザイン例に加えて、それ以外にも色々な視点からデザインがなんたるかを教えてくれる本書。すごくためになるので、「ちょっとおさらい…」と思ったつもりが、仕事を忘れて読み込んでしまうこともよくあります。この一冊を通して、色の使い方やジャンプ率、フォント使いなど、基本的なデザインの知識をつけることができますよ! でも、ポイントを抑えれば抑えるほど、それを際立たせてるのが全部余白だって気づくんです。紹介されている「良いデザイン」も、ほとんど余白をしっかりとってるんですね。どんなに色使いやフォントに気を使っても、詰め詰めで配置したら一巻の終わり。そうこうしてるうちに読み終わって、「なんだ、結局余白じゃん」と言いながら本を閉じる。このタイトルの秀逸さに脱帽しつつ、あのラッパーの新曲はまだかななんて思っている今日この頃です。

まとめ

僕のバイブル、「けっきょく、よはく。」いかがでしたでしょうか。これまで苦手意識を持っていたデザインラフも、この本を傍らに作業すれば怖いもの無し!編集者だけじゃなく、デザイナーやカメラマンなど、あらゆる業種の方に読んで頂きたい一冊です。 この記事を読んで少しでも興味が出たなら悪いことは言いません、是非購入してみてください。一緒に余白ライフを楽しみましょう。